2010/03/13

こわい夢の記録


2日連続でこわい夢をみる
しかも
毎回とび起きる 1回目はとんでもない恐怖 青白い空間で歌を聴いたり
懐かしい友人がいて、けれどなんとなく気ぜわしい そわそわとしている
そして青白い空間の、美術館の様な広い部屋、ある部屋に
殺された人達の死体 血液 青白いひかりをさえざえと、切る様な赤 血液

がたん、という音で目が覚める 夜中3時半 なにがおちたか、
探したけれど見つからず 朝になってみるとそれは窓辺に置いていた和ロウソクだった
夜中の3時半に、どうしてひとりでおっこちたか 起こしたのか

2日目
やめてよ!という自分の声に驚いて目が覚める
たしかに夢の中でも必死で言っていた、やめて、やめてよ
それは、犬の夢で
へその緒のついたままの子犬、ファッションとしてのへその緒、悪趣味な
金持ちのスタイルの良い女、赤いスーツ 外国のひと
へその緒つきの機嫌の悪い、毛の短い子犬は、車からでるところで、
細長く手の平に乗る様なちいさなプードルが飛び出した事で、
へその緒の先を車のドアにはさんでしまう。へその緒の先のちぎれた肉を
女は長い爪でつまみ、わなわな震えて怒りをあらわにした
両手で持ち上げた子犬のへその緒は、ぶらんと細く長く垂れ下がり、
張りをもって、しずかに揺れた 私は顔がゆがむのを感じた

そして私のところに後で、赤いアザだらけの、
自分で立っていられないふらふらのそのプードルがよろよろと来る、
どこか骨折している
私はその犬を抱いて、泣いて、もちえるかぎりの愛を注ぎ込んで、
女のところへ物凄い怒りをもって詰め寄った
女はプードルをさらに私の手から奪ってひっぱたき続けた

やめて、やめて、

やめてよ!
この三回目の叫びが、実際の私の声帯を震わせた。
その声は、夢の中のか弱い声と違って、太く鋭い声だった


悪夢は理由があるのだろうか
今日は、ほんとうに、夢を見たくない。