



さむいのは身体が痛いからあまり好きじゃありません。
できる事なら すこし湿り気のある植物の吐息が充満したこんな温室で、暮らし、すごしてみたいものです。
今日温室を作りたい、作ってもらえないかな、という話がでたのです、
うつくしい人が、全裸で髪もすべて剃り落として
すごしている温室のことを思う。
それはさぞうつくしいでしょう。
ご近所の人には奇人変人扱いされ、通報とか軽蔑とかニュースとか くだらない扱いをうけるでしょうが、
それでもきっと彼女は怖いくらいに美しいはず。誰もがそれを全身で感じながらも、人の目や 自分の身を守る為に
きっと彼女を非難する。
でも彼女は温室の中を 彼女の世界に選び取っている なにも他は 関与されることはない
彼女がそれを選ぶなら。
おわり