2010/05/29

息もできない

チューズデー
けいちゃんの展示を白金台に 仕事のあとに。
けいちゃんは今日から香港に行くといって会えなかったけど、
すごい旅になりそうだよかりんちゃん、金曜にかえってくるだよ、
と言っていたので、
すごい旅を終えて、昨日あたりかえってきたはず。

きのうわたしはまたもややって来た大事な友人の仕事場での別れの会があって
まえまえからのむぞと思っていたので、夜中にのみおえて
3時間も歩いて日があける朝の4時半、家にかえってきた
そして8時からはじまる仕事を、今日はいかれませんといって
休んだ

彼らの生き方は、ほんとに純粋で自由だった、
純粋で自由なものは攻撃をうけやすい、
だけども、そうやってどんどん強度を増す
それはずっとすてきになる
居所はみんなひとつ、とどまらなくていい
これからも、どうぞすえながく、よろしく
おねがいします

けいちゃんの展覧会みて、ものすごい勢いを出して、
わたしたちは走って、熱気蒸気を肩からもやもや出しながら
映画をみにいった、その、息もできない、という映画は、
まれにみる美しい映画だった。
目を覆いたくなる様な暴力 目の奥から発する色
暴力ははじまると永遠にくりかえされる、
悲しいこころは止め方がわからない、わかる術を知らない
生きてるってことと、死ぬってことを
その距離を
みえなくして、なぐさめる

わたしは汗でしめった首巻きで口を覆って、涙と嗚咽をそこに吸わせた

さびしかった。